
ミャンマー人
結論から言うと、ミャンマー人材の場合、日本語は「入国後に伸ばす前提」で設計した方がうまくいくことが多いです。
理由はシンプルで、現地での学習だけではどうしても限界があるからです。もちろんN3やN2を取ってくる方もいますが、実務に入ると「あれ、通じてないな…」という場面、正直ありますよね。
実際にある企業様でも、N3合格者を採用したものの、申し送りや利用者さんとの会話でつまずいていました。ちょっと話がそれますが、日本語ってテストと現場で求められるものが微妙に違うんですよね。敬語のニュアンスとか、空気感とか。
なので当社は、入国前からオンラインで会話中心の授業を週2〜3回入れています。これ、地味ですが効きます。筋トレみたいなもので、少しずつでも継続すると確実に変わるんですよ。
特定技能
特定技能の場合、日本語レベルの“見極め”がかなり重要です。ここを間違えると、その後のフォローがかなり大変になります。
よくある問い合わせで「N4でも大丈夫ですか?」と聞かれるんですが、正直に言うと“職場の体制次第”です。例えば、教育担当がしっかりついている現場なら回ることもあります。ただ、人手がギリギリの現場だと…ちょっと厳しいかもしれません。
ある介護施設では、N4レベルの方を採用し、最初の3ヶ月は現場に出さず、ほぼOJT+日本語研修に充てていました。これ、最初はコストに見えるんですが、半年後には夜勤にも入れるようになり、結果的に定着率も上がっています。
逆に、最初から戦力として期待しすぎると、本人もプレッシャーで潰れてしまうケースもあります。ちょっと言い方が難しいですが、“育てる前提”で見るかどうかが分かれ道になる印象です。
介護
介護職で求められる日本語は、いわゆる“日常会話”より一段階上です。ここ、意外と見落とされがちです。
結論としては、「専門用語+感情表現」がセットでできるかどうかがポイントです。理由は、利用者さんとの会話は単なる情報伝達ではなく、安心感を与えるコミュニケーションだからです。
例えば、「トイレ行きますか?」だけだと少し直接的すぎる場面もありますよね。「お手洗い、大丈夫ですか?」とか「そろそろ行っておきましょうか?」みたいな、少し柔らかい言い方が求められます。
実際に、ある現場では「声かけフレーズ集」を作っていました。これが結構良くて、最初はそのまま真似するだけでもOKにしていました。料理でいうレシピみたいなものですね。慣れてきたらアレンジすればいい、そんな感じです。
日本語能力
日本語能力を上げるには、結論として「インプットとアウトプットを分けない」ことが大事です。理由は、覚えた単語や文法も使わないとすぐ抜けるからです。
個人的な感覚ですが、日本語学習ってバケツに水を入れるようなもので、穴が空いてるとどんどん抜けていくんですよね。だから“使う場”をセットにする必要があります。
具体的には、現場でその日に使った日本語をその日のうちに振り返る仕組みが効果的です。例えば、「今日わからなかった言葉を3つ書く」「それを次の日に使ってみる」など、シンプルなものでOKです。
ある企業様では、LINEグループで毎日1フレーズ投稿してもらう取り組みをしていました。最初は短文ですが、だんだん文章が長くなっていくんです。こういう積み重ねが、あとで効いてきます。
カリキュラム
カリキュラムは、最初から完璧に作ろうとしない方がうまくいきます。むしろ、少しずつ調整していく前提の方が現実的です。
理由は、現場ごとに求められる日本語が違うからです。同じ介護でも、特養とグループホームでは会話の内容もスピードも変わりますよね。
実務的には、
①入国前:基礎+会話中心
②入国直後:生活日本語+現場用語
③配属後:OJT連動型
この3段階で組むと比較的スムーズです。
実際に導入している企業様でも、「最初に作ったカリキュラムは3ヶ月で見直した」とおっしゃっていました。これ、よくある話です。現場は生き物なので、机上の計画通りにはいかないんですよね。
まとめ
今回のポイントを簡単に整理するとこんな感じです。
- ミャンマー人材は入国後の伸びを前提に考える
- 特定技能は“育成前提”で見るかが重要
- 介護は「専門用語+感情表現」がカギ
- 日本語は使う場とセットで伸びる
- カリキュラムは柔軟に見直すことが前提
正直、日本語教育って一発でうまくいくものではないです。試行錯誤の連続です。ただ、その分ちゃんと向き合えば、確実に成果は出ます。
ミャンマー人採用でお困りの方へ
ここまで読んで、「やっぱり自社だけでやるのは大変そうだな…」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
実際、日本語教育や定着支援は、採用以上に手間がかかる部分です。特にミャンマー人材の場合、文化や考え方の違いもあるため、ちょっとしたズレが大きな離職につながることもあります。
そのため、人材紹介会社や登録支援機関をうまく活用するのも一つの方法です。現場に合ったカリキュラム設計や、日常のフォロー体制まで一緒に整えることで、結果的に負担がかなり軽くなるケースも多いです。
「いきなり依頼するのはちょっと…」という方もご安心ください。
まずは相談だけでも大丈夫です。状況を整理するだけでも、次に何をすべきか見えてくるはずです。
投稿者プロフィール

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9年以上にわたり、技能実習生から特定技能外国人までの支援に従事。
ミャンマーにおいて、特に技能実習生や特定技能外国人のサポートを継続的に行い、2ヶ月に一度ミャンマーを訪問して面接を実施。
特に介護、食品製造業へのミャンマー人労働者の就労支援で多数の実績。
日本語会話に特化したクラスの提供や、介護福祉士資格取得のためのeラーニングサポートを実施。
外国人雇用管理主任資格者
特定技能外国人等録支援機関19登-002160
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